エンゼルス・大谷 4安打固め打ち サイクル安打リーチの活躍もチームは3連敗
「アストロズ9-6エンゼルス」(3日、ヒューストン)
時速177キロの高速打球が“ショウタイム”開幕の合図だ。2試合連続で1番に入ったエンゼルス・大谷翔平投手(28)が、初回に11打席ぶりの安打となる中前打を放ち、波に乗った。
三回の打席では一度は同点とする適時三塁打。179キロの弾丸ライナーが右中間を真っ二つに割ると、七回は左翼手の頭上を越える適時二塁打で2打点目をマークした。
前日は「1番・投手」で投打同時出場して4打数無安打。好機に凡退して「僕自身がしっかり打てれば、勝つチャンスはあった」と反省。投手としても2敗目を喫した。
気持ちを切り替えて臨み4月28日、5月15日に続く3度目のサイクル安打リーチ。本塁打を残して臨んだ九回の打席は右前打で2度目の快挙はならなかったが、シーズン2度目の4安打固め打ち。前夜の鬱憤(うっぷん)をバットで晴らした。
ただ、チームは昨季王者のアストロズに3連敗を喫して勝率5割に逆戻り。昨季は6月に14連敗の悪夢を見た。一日も早く負の連鎖を断ち切りたい。