大谷と鈴木が“場外戦”?ほのぼのやり取りにファン沸く WBCではチャーター機に同乗予定「ヌートバー頼む」の名言も

 試合前にあいさつを交わす鈴木(左)と大谷
 4回、16号ソロを放ち二塁へ走る大谷
 7回、塁上で笑顔の大谷
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 「エンゼルス7-4カブス」(6日、アナハイム)

 エンゼルス・大谷翔平投手とカブス・鈴木誠也外野手がメジャーの舞台で初めて顔を合わせた。両チームの対戦は2019年以来4年ぶり。今シリーズで大谷の登板予定はなく直接対決は見られないものの、グラウンドでは“場外戦”を繰り広げた。

 試合開始直前に大谷が魚釣りのポーズで鈴木をセンター付近に呼び寄せると、2人とも笑顔で再会を喜び、言葉を交わした。試合が始まってからも両者の交流は続き、四回に大谷が鈴木の頭上を越す16号ソロを放った際には、審判団の検証中に三塁ベースから鈴木に向けて「入っただろ?」とジェスチャーを交えて問いかけた。

 これに鈴木は「さあ?どうだろう?」と両手を広げてとぼけた表情を浮かべる。「微笑ましすぎる」とファンの注目を集め、七回は連続四球で二塁に進んだ大谷が投手コーチがマウンドで声をかけるさなかに右翼を向いて何やらジェスチャーを送った。

 これにも鈴木は苦笑いを浮かべてジェスチャーを送り返す。さらにカブスの遊撃手・スワンソンが大谷に寄っていき、鈴木を指さしながら何かを耳打ち。大谷は満面の笑みを浮かべ、鈴木は慌てた様子で両手を広げた。

 大谷と鈴木は本来、3月のWBCで帰国の際にチャーター機で同乗する予定だった。だが直前に左脇腹を痛めて侍ジャパンを辞退。この時、大谷に「ヌートバーのことを頼む」とメッセージを送り、大谷本人も侍初の日系人プレーヤーが溶け込めるよう尽力した。

 鈴木が負傷した際に「無理せず、シーズンは長いので」と声をかけていた大谷。2人は同学年でともに高卒からプロ入りし、メジャーで戦う間柄だ。

 ゲームでは大谷が16号ソロを放ち、鈴木も二回に5戦18打席ぶりとなる内野安打を放ち、一挙4得点の起点となった。このシリーズ残り2試合、プレーだけでなく仲良しコンビのやり取りからも目が離せない。

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