「トラウト、アイラブユー」の鈴木誠也 憧れの人と念願の対面も、ド緊張で「あんま覚えてない」「見られるだけでよかったので」

 試合前、トラウト(左)とあいさつを交わす鈴木
@BallySportWestより
 試合前、エンゼルスの(右)と言葉を交わす鈴木
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 「エンゼルス3-1カブス」(8日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・DH」で、カブスの鈴木誠也外野手が「4番・右翼」で出場。同じ94年生まれの2人のメジャー“初対決”第3ラウンドは、大谷が5打数1安打、鈴木が二塁打を含む4打数2安打と、互いに健闘した。

 鈴木は試合前、早出の打撃練習を行うエンゼルスのマイク・トラウト外野手と念願の初対面を果たした。鈴木は昨年の入団会見の際、背番号27について問われると「マイク・トラウト、アイ・ラブ・ユー!」と英語で答え、米メディアの心をつかんでいた。

 約1分ほどの短い時間だったが、トラウトとハグするシーンも。鈴木は「うれしかったです」と率直に振り返るも「あんま覚えてないです…。ちょっと…緊張していた」と苦笑い。会話も「全然してないですよ。いろいろ聞きたかったですけど、それどころじゃなかったですね。シャイなんで、僕。人見知りなのであんまり話せない。見られるだけでよかったので」と、野球少年のような表情で振り返った。

 「同じ外野手で、右バッターで、足も速くて、全部が揃っている選手を昔からずっと目指していた。その時に、黒田さんにこういう選手がいると教えてもらって。そこからずっとその選手のプレーを見ながら、トレーニングも体作りも、いろんなことを含めてああいう選手になりたいなとやってきた」

 この3連戦、憧れの人を肌で感じ「同じ人間なんだなと思いました」と鈴木。「調子が悪い日もあれば、成績的にも今は多分そんなによくないと思うので、あのくらいの選手でも苦しむ姿、練習する姿を見ると、僕も最頑張らないとと思う。ああいう姿勢は素晴らしい。いい勉強ができた」といい「あそこに近づければ、この世界でも活躍できるのは間違いないと思う。だからそこを目指して、越せるようにやれれば、いい活躍がこの舞台でもできるのかなと」と決意を新たにした。

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