大谷翔平 19号特大140m弾&技あり20号勝ち越し弾でジャッジ抜きア・リーグトップ浮上 エンゼルスは逆転勝ち

 12回、20号2ランを放った大谷
 12回、20号2ランを放つ大谷。ア・リーグ本塁打王争いでジャッジを抜いてトップに立った
 7回、ア・リーグトップに並ぶ19号ソロを放つ大谷
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 「レンジャーズ6-9エンゼルス」(12日、アーリントン)

 エンゼルスの大谷翔平投手(28)が「2番・DH」で2本塁打と大暴れ。七回に19号ソロ本塁打を放ち、ア・リーグ本塁打部門でトップを快走していたジャッジ(ヤンキース)に並ぶと、延長12回には20号勝ち越し2ランで、単独トップに躍り出た。

 初回の1打席目はボテボテの一ゴロ。三回は2死二塁で四球を選んだ。五回の3打席目は無死一、三塁の好機で左飛の犠飛だった。

 1点を追う七回の4打席目、1死走者なしから左中間の上段スタンドへ今季最長タイ140m、184キロの特大同点弾。打った瞬間それと分かる一発で、大谷も“確信歩き”で打球の行方を追いながら、華麗に右手でバットを投げた。

 さらに先頭で迎えた延長12回には、初球を左翼席へと運んだ。技と力の118m逆方向弾。両手を広げながらダイヤモンドを回ると、スタンドを指差して喜びを表現。1試合2発は5月31日以来で、3年連続20本塁打を記録。21年46本を上回る47本、同年100打点を上回る119打点ペースとなった。

 メジャー移籍後、6月は最も多くホームランを打っている月であり、今年も好調を維持。9試合連続安打中で、この日は4打数2安打4打点。直近4試合で4発と量産態勢で、打率・291、20本塁打、50打点となった。

 チームは延長12回、大谷の勝ち越し2ランに続き、ウォーラクも2ランを放ち、首位レンジャーズに逆転勝ち。貯金は「6」となった。試合後、大谷は現地中継局のヒーローインタビューに「どうしても取りたい初戦だったと思うので。いい守備もありましたし、中継ぎも最後頑張ってくれたので、なんとかいい勝ちになった」と振り返った。

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