藤浪晋太郎 先発で1回無失点 スプリット封印で4登板連続無失点 チームは逆転勝ちで破竹7連勝!

アスレチックス・藤浪(提供・共同通信社)
@JomboyMediaより
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 「アスレチックス2-1レイズ」(13日、オークランド)

 アスレチックスの藤浪晋太郎投手がオープナーで先発し、1回1安打無失点。4登板連続無失点で防御率を10・80に向上させた。チームは逆転勝ちで7連勝。メジャー最低勝率チームが最高勝率チームに連勝する“下剋上”で連勝街道を突き進んでいる。

 11日のブルワーズ戦から中1日のマウンド。2日のマーリンズ戦以来、4登板ぶり、2度目のオープナーで起用された藤浪が躍動した。

 メジャー最高勝率を誇るレイズ打線。先頭ディアスを初球156キロ直球で一ゴロに仕留めると、続くフランコは初球142キロカットボールで空振りを奪い、151キロツーシームでファウルを打たせて追い込むと、最後は162キロ直球でバットに空を切らせた。

 2死で迎えた3番ラミレスにはカウント2-2から外角低めに決めにいった161キロ直球がボールと判定されると、マウンドで上半身をよじって悔しさをあらわにした。フルカウントから三塁前へのボテボテの当たりがヒットになる不運で走者を背負ったが、WBCメキシコ代表の4番アロザレーナにはカウント2-2と追い込んでから157キロの外角直球で左飛に打ち取り、無失点で締めた。

 初めてオープナーで起用された2日のマーリンズ戦は1回2安打2失点。1三振を奪ったが、先制2ランを被弾。チームもそのまま敗れて6敗目を喫したが、この日は課題の制球も安定し、16球のうち11球がストライク。決め球のスプリットを1球も投げず、課せられた仕事をしっかり果たし、6連勝と波に乗るチームを勢いづけた。

 メジャー1年目の藤浪は開幕から先発ローテーション入りしたが、4登板0勝4敗、防御率14・40と結果を残せず、ブルペンへ配置転換。リリーフでは18試合に登板し、3勝2敗、防御率8・10。20イニングを投げて23奪三振、18四死球。5月まで防御率12・00だったが、6月は5試合のうち4試合が無失点で月間防御率は3・60と向上している。

 チームは藤浪のあとを受けたハリスが7回1失点の力投。1点ビハインドの七回には主砲ルーカーの適時二塁打で追いつく。同点の八回無死一塁から犠打と三盗で好機を拡大し、内野ゴロで勝ち越し点をもぎとった。九回をメイが無失点で締めて逃げ切った。

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