アスレチックス・藤浪 オープナー成功で4戦連続0封 チームの7連勝に貢献
「アスレチックス2-1レイズ」(13日、オークランド)
アスレチックス・藤浪晋太郎投手(29)は2度目の「オープナー」で起用され、1回1安打無失点。4試合連続無失点で防御率を10・80に向上させた。
メジャー最高勝率を誇るレイズ打線を相手に躍動した。先頭は初球156キロ直球で一ゴロに仕留めると、次打者はこの日最速の162キロ直球で空振り三振。2死後はボテボテの当たりが三塁内野安打となったが、続くWBCメキシコ代表の4番・アロザレーナは157キロの外角直球で左飛に打ち取り、無四球で締めた。
アスレチックスファンはこの日“逆ボイコット”を敢行。球団はラスベガスへの本拠地移転を目指しているが、ファンは動員が少ないのはオーナーに問題があると訴え、「SELL THE TEAM(球団を売れ)!」を連呼。球場が異様な雰囲気に包まれる中、好投した藤浪に対しては、緑の「SELL」Tシャツを着たファンから拍手が送られた。
チームは逆転勝ちで7連勝。メジャー最低勝率チームが、最高勝率チームに連勝する“下克上”で連勝街道を突き進んでいる。