大谷 三冠王も夢じゃない ジャッジと2差21号!打点は5位、打率は6位に

 「レンジャーズ6-3エンゼルス」(14日、アーリントン)

 エンゼルス・大谷翔平投手(28)は敵地でのレンジャーズ戦に「2番・指名打者」で出場し、九回にア・リーグ本塁打王争いで2位のヤンキース・ジャッジに2本差をつける21号2ランを放った。4打数2安打2打点で4試合連続マルチ、連続試合安打も11に伸ばした。打点はリーグ5位、打率も同6位につけており、「三冠王」も射程に捉えている。

 まるで「打ち出の小づち」を持っているような量産ぶりだ。1-6の九回1死二塁で左中間に放った21号2ランは、ここ6試合で5発目。ア・リーグ本塁打王争いで2位のジャッジに2本差をつけ、タイトル獲得への道がさらに開けてきた。

 真ん中の直球を両手でぐっと押し込むと、打球は2階スタンドへ。飛距離138・1メートル、打球速度186・6キロの特大弾。レンジャーズの強打者セミエンも「あそこまで大きい逆方向への打球は見たことがない。打者なら誰もが目指す打撃だ」と目を丸くした。

 今季は前日終了時点で、右投手相手では・312なのに対し、左投手には・242と差があった。しかし、この日は四回の左前打、九回の本塁打とも左腕から。“ミスター・ジューン”の異名を取る6月は、打率・436、8本塁打、18打点と絶好調で、死角が見当たらない状態だ。

 自己最長となる4試合連続マルチ安打をマークし、連続試合安打も11に。打率、打点でもリーグ上位に浮上した。54打点はトップと4点差の5位、打率は・299で6位につけている。MLBでは2012年、タイガースのミゲル・カブレラ以来となる三冠王を狙えるところまできた。

 ネビン監督も「投手業も含めて、彼が何をしでかすか、予測不可能だ」と感嘆の声を上げた。15日(日本時間16日)の試合は6勝目を懸けて先発マウンドに上がる。打って投げての“ショータイム”が期待される。

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