エンゼルス・大谷 球団史上最速のメジャー通算150号でトラウト&松井秀超え!

 「ロイヤルズ10-9エンゼルス」(17日、カンザスシティー)

 エンゼルスの大谷翔平投手(28)が17日、カンザスシティーでのロイヤルズ戦に「2番・指名打者」で出場し、七回に23号ソロを放ってメジャー通算150号本塁打をマークした。日本選手では、175本塁打で最多の松井秀喜以来2人目の節目で、エンゼルスでは球団最速での到達となった。本塁打数はメジャー全体で単独トップで、打点も両リーグトップに並ぶ56と伸ばしたが、チームは9-10でサヨナラ負けを喫した。

 軽々と中堅フェンスを越えた23号ソロで、大谷がエンゼルスの選手では最速となる、637試合目(投手のみの出場を除く)での通算150本塁打に達した。同僚トラウトの701試合や日本勢最多175本塁打の松井秀の988試合を抜き、メジャー6年目での到達となった。

 それでも、当然浮かれた気持ちはない。「節目の数字を打てて良かった。明日、151号を打てるように頑張ります」とコメント。すぐに気持ちを切り替え、次のアーチへと目を向けた。

 七回だった。4打席目に捉えたのは初球のチェンジアップ。前の2打席は二ゴロと引っ張り気味だった打撃を修正し、沈む球の軌道に合わせた。トラウトは「本当にすごい。打席に入るたびに、柵越えを放つチャンスがある」とうなった。

 ここ9試合で7本塁打と絶好調。ア・リーグ本塁打王争いでは、2位のジャッジ(ヤンキース)との差を4本に広げて独走態勢に入り、56打点もトップに並んだ。3割ちょうどとなった打率は首位と1分6厘差の6位で、三冠王の夢も膨らむ。

6点差逆転負け

 ただチームは終盤に救援陣が崩れ、6点差を追い付かれた。勝ち越した直後の九回に逆転サヨナラ負けと、下位のロイヤルズ相手に手痛い黒星となった。

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