藤浪晋太郎、課題のイニングまたぎで5登板ぶり失点 最速163・5キロ 昨季本塁打王からK チーム5連敗
「アスレチックス2-3フィリーズ」(18日、オークランド)
アスレチックスの藤浪晋太郎投手が0-2の七回から2番手で登板し、1回1/3を投げて2安打1失点。5登板ぶりに失点を記録したが、防御率を10・80から10・65に向上させた。28球を投げてストライクは18球。最速は163・5キロだった。チームは敗れて5連敗を喫した。
13日のレイズ戦に自身2度目のオープナーで先発のマウンドに立って以来、5日ぶりの登板。藤浪は先頭ハリソンをカウント2-2から外寄り160キロ直球で空振り三振を仕留めると、2死からマーシュにはカウント2-2からの内角高めの160キロ直球で2つ目の空振り三振。1イニングを完ぺきに抑えた。
これまでイニングまたぎのマウンドで失点をするケースが多かった藤浪。課題の2イニング目は先頭打者に二塁打を許した後、昨季本塁打王のシュワバーを内角高めの158キロツーシームで見逃し三振に仕留めたが、続くターナーにカウント1-1から内角低めの157キロ直球を左翼へはじき返されて失点。次打者にはフルカウントから四球を与え、2走者を背負ったところで交代を告げられた。
メジャー1年目の藤浪は開幕から先発ローテーション入りしたが、4登板0勝4敗、防御率14・40と結果を残せず、ブルペンへ配置転換された。この日でシーズンの防御率は10・80から10・65に向上。失点しても防御率が下がる状況にあるが、6月6登板のそれは4・26と安定し始めている。