筒香嘉智、他球団への移籍準備か 「自らマイナー契約を破棄してFAに」米記者伝える
レンジャーズ傘下3Aラウンドロックは22日(日本時間)、球団公式サイトで筒香嘉智内野手(31)の「リリース」を公示。昨年11月にマイナー契約を結んだ同内野手の自由契約を発表した。
この動きに伴い、ダラスモーニング・ニューズ紙のレンジャーズ担当、エバン・グラント記者は自身のツイッターで「ヨシ・ツツゴウが去った。自身の3Aのマイナー契約を破棄し、FAになった」と情報を投稿。球団からの戦力外通告ではなく、自ら退団の道を選んだことを伝えた。
米球界4年目の筒香は3Aで51試合に出場し、打率・249、6本塁打、33打点。出塁率・380、OPS・812。6月は上り調子で15試合で打率・300、4本塁打、14打点、OPS1・017と好成績を残していた。しかし、レンジャーズはア・リーグ西地区の首位を快走しており、メジャー昇格の可能性が低い状況を考慮し、他球団への移籍を前提に退団の道を選択したとみられる。
筒香は19年オフにDeNAからポスティングシステムを使ってレイズと2年1200万ドル(約16億8000万円)で合意。成績不振から契約2年目の21年途中に戦力外となった後もメジャーにこだわり、ドジャース、パイレーツ、ブルージェイズを渡り歩いてきた。
メジャー通算成績は182試合、打率・197、18本塁打、75打点、OPS・630。これまでの姿勢から日本球界復帰の選択肢は考えにくいが、アーチストの今後の去就が注目される。