藤浪晋太郎の防御率1桁が遠のく2失点 10・57へ再び悪化 オープナーで最速163キロも1回持たず

 先発し、2/3回を4安打2失点で7敗目を喫した藤浪(ゲッティ=共同)
 先発し、1回途中で降板した藤浪(ゲッティ=共同)
 先発し、2/3回を4安打2失点で7敗目を喫した藤浪(カナダ通信・AP=共同)
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 「ブルージェイズ7-3アスレチックス」(24日、トロント)

 アスレチックスの藤浪晋太郎投手がオープナーで先発のマウンドに立ち、2/3回4安打2失点で7敗目(3勝)。22球を投げてストライク13球。四球こそなかったが、連打を浴びて1イニングを投げ切ることはできなかった。最速は163・5キロ。防御率10・57。

 中3日のマウンド。13日以来、今季3度目のオープナーは悔しい結果となった。立ち上がり。先頭スプリンガーに外角161キロ直球を右前へはじき返されると、好打者ビシェットにスイーパーを二塁打にされ、いきなり無死二、三塁のピンチを背負う。3番ベルトには3球連続ボールで悪癖が顔をのぞかせる。4球目、163キロ直球をレフトへの犠飛にされて先制点を許した。

 1死二塁の場面で迎えた4番ゲレロはカウント2-2から外角低めのスイーパーで遊ゴロに打ち取ったが、チャプマンにはカウント2-2からの内角163キロ右前へ落とされ、2点目を失った。

 6番メリフィールドはきわどいタイミングで三ゴロに仕留めたかと思われたが、ビデオ裁定で判定が覆って内野安打。ここでコッツェー監督がベンチからマウンドに向かって交代を告げられた。

 藤浪は6月に入って7登板のうち5試合で無失点。月間防御率3・52と安定感を見せ始め、シーズン防御率1桁台を目前にしていが、この日の失点で再び悪化した。

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