大谷 両リーグトップタイ60打点で再び2冠王 エンゼルスは28安打25得点レコード勝ち
「ロッキーズ1-25エンゼルス」(24日、デンバー)
エンゼルスの大谷翔平投手(28)は、敵地デンバーでのロッキーズ戦に「2番・指名打者」で出場し、7打数1安打1打点だった。打点が60となり両リーグトップに並んだ。25本で独走している本塁打と合わせ、再び2冠となった。チームはともに球団新記録となる28安打25得点をマークし、25-1の大勝で連敗を3で止めた。
チームの打棒爆発の流れに便乗した。大谷は三回の適時打で60打点とし両リーグのトップタイに。この日は一発は出なかったが、25本塁打もトップ独走。再び2冠となった。
記録づくめの大勝だ。歴史的ヒットショーは二回に幕を開ける。6番レンフローからの連打で無死満塁にすると、2カ月ぶりにメジャー昇格したばかりの9番フレッチャーが左前適時打で2点を先制する。
敵地ファンの度肝を抜いたのは三回だ。先頭トラウト、ドルーリー、タイスが3者連続初球本塁打の離れ業をやってのける。大谷も6点リードの2死一、三塁の場面で右前適時打を放ち、打者16人で4本塁打を含む10安打、球団タイ記録となる1イニング13得点の猛攻に加わった。
三回を終わって15-0の一方的な展開。それでもエンゼルス打線は手を緩めない。四回はドルーリーの3打席連続打点となる適時打やフレッチャーの1号3ランなどで打者11人で8点を加点した。
28安打25得点と24点差勝利は球団新。1900年以降のメジャー記録である2007年のレンジャーズの30得点にこそ及ばなかったが、先発全員が安打と打点をマーク。ネビン監督も「みんながストライクゾーンに来た球を積極的に打った」と上機嫌。2ランを含め球団タイ記録の4長打を放った若手モニアクは「チームにとって大きい勝利」と喜びをかみしめた。
◆次回登板は28日 エンゼルス・大谷の次回登板は、27日午後6時38分(日本時間28日午前10時38分)に本拠地アナハイムで開始のホワイトソックス戦になると、球団が24日発表した。中5日の登板で7勝目を狙う。