リアル二刀流では初の快挙!大谷翔平が驚異の1試合2発 右手気にして降板直後に28号本塁打

 「エンゼルス4-2ホワイトソックス」(27日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・投手」で先発出場。七回、驚異の1試合2発となる28号本塁打を放った。

 大谷は初回に2試合連続となる27号先制ソロ本塁打。投手としても好投を続けていたが、七回表の投球、1死一、二塁となったところでトレーナーをマウンドへ呼び、降板した。右手の指を気にするような仕草も見せていたが、降板後は打者としての準備を行い、打席へ。逆方向へ、12日以来今季3度目となる1試合2発目をたたき込んだ。先発登板した“リアル二刀流”では初の1試合2発だった。

 初回の27号では投手モードにすぐさま切り替えるためにスルーした“兜パフォーマンス”。2発目では、しっかりと兜を受け取り、仲間の祝福を受けた。

 この日の大谷は、投手として7回途中10奪三振1失点で、7勝目を飾った。打者では3打数3安打(2本塁打)で今季9度目の猛打賞。四球を含めて4打席全てで出塁を果たしており、本塁打キング独走の28本塁打、64打点となった。チームは2連勝で貯金を7とした。

 試合後は場内のヒーローインタビューで、大歓声。「ピッチングもそこそこよかったので。今年は打席もいい内容が多いですし、いい打席を多く送れているなと思います」と振り返り、自身の投球については「決め球も良かったですし。7回しっかり抑えてから、きっちり回を終わりたかったけど、中継ぎに助けられていいゲームだった」と話した。なおその後、球団から降板理由は「右手つめの損傷」と発表された。

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