エンゼルス・大谷 月間15発!日本勢初3年連続30号 自己&本拠地最長150メートル超弾締め
「エンゼルス2-6ダイヤモンドバックス」(30日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(28)が本拠地アナハイムでのダイヤモンドバックス戦に「2番・指名打者」で出場。2試合連続の30号ソロで、日本勢初の3年連続30本塁打を記録した。今季メジャー最長となる約150メートルの特大弾で6月は15本塁打をマーク。29日に更新した日本選手と球団の月間最多記録をさらに更新した。なお、チームは敗れて3連敗となった。
乾いた音を残し、高く上がった打球が完璧な弧を描いた。六回、大谷が右越えに放った一打は自己最長の493フィート(約150・3メートル)を計測。ネビン監督は「今後、あんなにも遠く飛ぶ当たりは見られないだろう」と目を丸くした。
甘く入ってきたスライダーの軌道に合わせて、豪快に振り抜いた。五回まで無失点投球を続けていたヘンリーは「耳にしたくない音だった」と、打たれた瞬間に特大の一発を覚悟。493フィートは映像解析のスタットキャストが導入された2015年以降、エンゼルスタジアムでの最長記録となり、今季のメジャーでも最も飛んだ一打となった。
6月は15本塁打、29打点、打率3割9分4厘とア・リーグで断トツの成績。6月の15発はア・リーグでは1930年のベーブ・ルース、34年のボブ・ジョンソン、61年のロジャー・マリスの3人で62年ぶり記録に並ぶ快挙だ。米大リーグ公式サイトは、月間ベストナインに選出。日本選手単独最多3度目の月間最優秀選手受賞は、ほぼ確実となっている。
昨年、ヤンキースのジャッジがア・リーグの本塁打記録を塗り替える62本塁打をマーク。大谷を退けてMVPに輝いた男が30本塁打に到達したのは、今季の大谷と同じ84試合目だった。
さらに大谷には三冠王の可能性がある。現在、本塁打と打点(67)はメジャートップ。そして、この日、打率・301とし、トップと6厘差の4位となった。62本塁打のジャッジ超え&三冠王奪取へ向け、さらにアクセルを踏む。