藤浪晋太郎、吠えた4勝目 サヨナラ勝ち呼び込む1回無失点 死球後に161キロで三振奪いガッツポーズ

 10回、2死から打者を三振に仕留めガッツポーズする藤浪(ゲッティ=共同)
 10回から登板し、1回を無安打無失点で4勝目を挙げた藤浪(ゲッティ=共同)
 10回から登板し、1回を無安打無失点で4勝目を挙げた藤浪(USAトゥデー・ロイター=共同)
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 「アスレチックス7-6ホワイトソックス」(1日、オークランド)

 アスレチックスの藤浪晋太郎投手が同点の延長十回から6番手で登板し、1回無安打無失点、2奪三振。その裏のサヨナラ勝ちを呼び込む好投で4勝目(7敗)を挙げた。最速161キロの直球主体の投球で防御率を9・57とした。

 6-6の延長十回。タイブレーク制により無死二塁のマウンドに立った藤浪は先頭のグランダルをフルカウントから低めの160キロ速球を空振り三振に斬る。続くペレスは初球、159キロの高め直球で押し込み二飛。二塁走者をくぎ付けにした。

 右打ちのレミラードへの初球、160キロ直球がシュート回転し左肘を直撃。2死一、二塁とし、思わず、天を仰いだ右腕だったが、崩れなかった。1番の好打者、ベニンテンディにはカウント1-1からこの日初の変化球となるスプリットを連続で投げて追い込み、最後はこの日最速の161キロを計測した低め直球でバットに空を切らせた。ピンチを切り抜けた瞬間、吠えながら渾身のガッツポーズ。飛び跳ねるようにマウンドを降りた。

 藤浪の躍動感あふれる投球の直後、チームは敵失に乗じてサヨナラ勝ち。藤浪が6月10日以来、チーム最多となる4勝目を手にした。

 メジャー1年目の藤浪はここまでチーム2番目の28試合に登板し、4勝7敗、防御率9・57。開幕4試合は先発で0勝4敗、防御率14・40と苦しみ、配置転換された。リリーフでも制球に苦しみ、5月22日の時点で防御率は12・69だったが、同27日以降からこの日までの14登板は14回2/3を投げて6失点、防御率3・68と安定した数字を残している。

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