大谷翔平、昨季62発のジャッジのペース上回る31号 直近50戦24発 ボンズ、マグワイアに迫れるか
「エンゼルス5-2ダイヤモンドバックス」(2日、アナハイム)
右翼席中段に架けた飛距離138メートルのアーチを見ながら、エンゼルスの大谷がゆっくりと一塁へ向かった。チームの連敗を4で止める会心の一発。ア・リーグ62年ぶりとなる月間15本塁打を記録したバットは、7月に入っても熱いままだ。
MLBネットワークは試合後に86試合を消化した時点の大谷と、昨季ア・リーグ新となる62本塁打を記録したヤンキースのジャッジの記録を比較。本塁打はジャッジの30本を上回る31本。打率はジャッジの・283に対し大谷は・306。打点は65対68。OPSは・971対1・060。すべての部門において大谷がジャッジを凌駕している。
ジャッジは87試合以降の75試合で32本を積み上げ、リーグ記録を61年ぶりに更新した。現時点の大谷のペースは58本だが、5月9日からこの日までの50試合で24本塁打と、超量産態勢に入っている。直近50試合のペースでいけば、残り75試合で36本。合計67本はリーグ記録を更新し、ステロイド時代と呼ばれるボンズの73本(01年)、マグワイアの70本(98年)に迫る大記録となる。夢は広がる。