大谷翔平 勝負避けられ無安打2四球 快音期待の敵地がブーイング エ軍は拙攻14残塁3併殺完敗 トラウト左手負傷?気がかり

 1回、四球を選んだ大谷
 1回、四球を選ぶ大谷
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 「パドレス10-3エンゼルス」(3日、サンディエゴ)

 エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・指名打者」で出場し、3打数無安打2四球。2試合ぶりのノーヒットで見せ場をつくることはできなかった。チームは14安打を放ちながら拙攻に次ぐ拙攻で14残塁、3併殺で完敗した。

 まるで本拠地。試合開始前、大谷がウォームアップをするために三塁側ベンチからフィールドに姿を見せると、敵地スタンドから拍手と歓声が起こった。選手紹介のアナウンスでも大きな声援。本拠アナハイムから南へ150キロ、車で1時間半とはいえ、敵地に変わりはない。その人気の高さを実感させた。

 試合が始まっても敵地ファンの反応は変わらない。初回。打席に入る大谷に声援が飛ぶ。カウント1-2から捕手がタイムを要求してマウンドに向かうと今度はブーイングだ。五回の打席で4球連続ボールになると、またブーイング。豪快なパドレスバッテリーに不満の声を上げた。

 試合は、エンゼルス打線が初回から好機で凡打の連続。初回無死二塁、二回無死一、三塁、三回2死一、二塁、四回無死一、二塁、五回1死満塁といずれも得点圏に走者を置いた場面で次の1本が出なかった。六回の連続適時打と七回のレンヒーフォのソロで3点差に詰め寄るのがやっと。八回の攻撃ではトラウトがスイングした直後に左手を気にする仕草を見せて途中交代。ウルシェラ、ネト、ドルーリーと野手にけが人が続出するなか、復調の兆しを見せていた主砲の退場が敗れたチームに暗い影を落とした。

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