トラウト 深刻な表情で「経験したことのない痛み」左手首負傷で途中交代 野手にけが人続出の緊急事態 離脱ならチーム大打撃
「パドレス10-3エンゼルス」(3日、サンディエゴ)
八回の打席で左手首を負傷し、途中交代となったエンゼルスのトラウトは試合後、クラブハウスで取材に応じ、深刻な表情で「本当に不快だ。今まで経験したことのない痛み。言葉では表現できない」と言った。
交代後はレントゲンやスキャンを取り、検査結果を待ちの状態。「今まで手首は問題なかった。捻挫ぐらいならいいが…。大丈夫なことを願っている」。。けがのショックが大きかったのか、終始、消え入りそうな声で話し続けた。
トラウトは八回の第5打席でファウルを放った際に左手首を気にする素振りを見せ、痛みで顔を歪ませた。ネクストバッターズサークルの大谷の前でベンチから飛び出したトレーナーと話しをし、手袋を外してベンチ裏へ消えた。
エンゼルスは野手にけが人が続出。打撃好調だったウルシェラが骨盤骨折で今季中の復帰は絶望的。新人遊撃手のネトは左脇腹痛で長期離脱している。し烈なワイルドカード争いしているチームは6月に入って2つのトレードでメッツからエスコバーを、ロッキーズからムスタカスを獲得したが、その直後に離脱中のレンドンに代わって4番を務めるなど、打線の中軸を担っていたドルーリーが守備で左肩を痛めて負傷者リストに入り。攻撃力低下を心配されていた矢先に今度はトラウトがけが。
チームはこの日の敗戦で貯金を3まで減らした。オールスター戦まで4試合を残し、大きな局面を迎えようとしている。