大谷翔平まさかの同一カード3戦連続沈黙 敵軍捕手サンチェス「それでも彼はスーパースターに変わりない」

 「パドレス5-3エンゼルス」(5日、サンディエゴ)

 エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・指名打者」で出場し、4打数無安打。同一カード3試合で沈黙し、今季初の3戦連続ノーヒットとなった。6月月間MVPがまさかの急ブレーキ。3試合で先発マスクをかぶったゲーリー・サンチェス捕手は「自分たちのゲームプランどおりにいった」と胸を張った。

 月間打率・394、リーグ62年ぶりの月間15本塁打をたたき出したバットを沈黙させた。3試合で大谷を翻ろうしたサンチェスは開口一番、「それでも彼は素晴らしい選手、素晴らしい才能をもったスーパースターに変わりはない」と敬意を示し、「自分たちのゲームプランどおりにいった」と満足感を漂わせた。

 3試合、のべ6投手で10打数無安打、2四球。ヤンキース時代は強打の捕手として球宴にも選出された9年目のベテランは「彼はとても頭のいい打者。コースが甘くならないように、いろんな球種を混ぜ、内と外を広く使い、バランスを崩すことを心掛けた」と説明。3連戦で登板がなかったエースのダルビッシュに関して「もしかしたら彼が投手陣に大谷のことを伝えていたかもしれないね」と話した。

 昨季はナ・リーグ優勝決定シリーズまで進出したパドレス。今季は開幕ダッシュに失敗し、6月末にはシーズンワースト6連敗で同最多の借金8。しかし、約1カ月ぶりの3連勝で7月は5戦4勝1敗と好スタートを切っている。

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