ゲレロ「最高の気分。誇りに思う」本塁打競争史上初の親子優勝 4年前のリベンジ果たす

 「米大リーグ・ホームランダービー」(10日、シアトル)

 ブルージェイズのゲレロが決勝でレイズのアロザレーナを25対23で下して初優勝。07年の同イベントを制した父と史上初の親子優勝を果たし、賞金100万ドル(約1億4000万円)を手にした。

 ゲレロは1回戦でドジャースのベッツに26対11で圧勝すると、準決勝ではホスト球団マリナーズのロドリゲスに21対20で僅差の勝利。1回戦で大会新の41本を記録した地元のヒーローを撃破した。アロザレーナとの決勝でも接戦を演じ、25対23でトロフィーを勝ち取った。

 2年前のレギュラーシーズンではエンゼルスの大谷とし烈な本塁打王争いの末、ペレス(ロイヤルズ)とタイトルを分け合ったゲレロ。今回は家族の要望で4年ぶりのダービー出場を決断し、史上初の親子優勝を果たした。

 24歳の若き主砲は「正直、07年のことは自分が小さかったのであまり覚えてないけど、父とダービーに勝てたことは最高の気分だし、とても誇りに思う」と感想。父親と勝負したらどっちが勝つ?の問いには笑顔を見せ、。「うーん、ちょっと難しいかな。もし時間制なら僕が勝つし、アウト制なら父が勝つ」と言った。

 ゲレロは4年前の大会で合計91本を放ちながら準優勝。今回は3試合で計72本の柵越えを放ち、合計の飛距離は2万9390フィート(約8958メートル)で、平均飛距離は408フィート(約124メートル)。通算163本は史上2番目の記録となる。

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