【大谷と一問一答】(HR競争出ず)コンディションが一番(Wシリーズへの思い)年々強くなっている
エンゼルス・大谷翔平投手(29)が10日、恒例のオールスター前日の会見に臨んだ。この日、ブルージェイズのゲレロが優勝した本塁打競争に出場しなかった理由などについての思いを明かした。
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-ここでイチロー氏が初めてオールスターに出場し、年間最多安打記録もつくった。
「ここに来てイチローさんにあいさつすることもありますし、初めて来た時は特に『ああ、テレビで見た場所だな』っていう感覚が強かったですね」
-ホームラン競争に出場しない理由は?
「コンディションが一番かなと、ピッチングもそうですけど。まずはしっかり、ベストというかある程度しっかり自分のパフォーマンスを出せる準備ができるのであれば、出たいなっていうところではありましたけど、そうではなかったので今回は出れるところで。どうですかという話はあったし光栄なことではあったが、登板も(右手の爪やまめの影響で)途中で降りたり問題はあったので」
-17年オフにチームを選ぶ時に、カブスに決まりそうだったという記事を読んだが。
「フッ。あー、どうなんですかね、そういう記事っていうのはだいたい嘘(うそ)が多いので、ハハハ、当てはまってないというか、どこがホントでどこが嘘なのかっていうのは分からない、勝手なのが多いなといつも見て思います」
-ドラフトで二刀流選手が指名された。
「(扉を)開いたという思いはないですけど、やりたいと思った人たちがやれない環境みたいなものにはならないでほしいなと思ってたので、最初にやる者としてはある程度、幅が広がったことに関しては良かったと思ってますし、何か分からないことだったり、調整の仕方で手伝えることがあったらもちろんオープンにしたいなと思ってます」
-今季は本塁打と確実性を両立。
「(禁止された)シフトの打球がよく出ているなっていうのはこれは一つ、もちろんあることなので。去年の段階で抜けるところが今年みたいに抜けるのであれば、同じぐらいの数字になるんじゃないかなと思います」
-以前からワールドシリーズ優勝が目標と。来年以降について、その思いは反映する?
「年々強くはなっている。それは負ければ悔しいし、行けなかったら悔しい。優勝したことがない以上は優勝したいなと思うのが自然」