大胆行動!ナ軍新鋭内野手、敵軍ロッカーに“侵入”し、大谷翔平に日本語で「バットニサインクダサイ」おねだり
「米大リーグ・オールスター、ア・リーグ-ナ・リーグ」(11日、シアトル)
試合開始3時間半前のア・リーグのクラブハウス。ナ・リーグの控え内野手、ダイヤモンドバックスのヘラルド・ペルドモがバット1本を手にしてエンゼルスの大谷翔平投手に日本語でサインをおねだりした。
オールスター戦とはいえ、相手チームのロッカーまで自ら足を運ぶ大胆行動。聞けば、ダイヤモンドバックスでトレーナーを務める日本人の谷沢順子さんから球宴で大谷、そして、同じナ・リーグの千賀滉大投手からサインをもらうために日本語を教わったとか。
まだ23歳の若者は緊張の面持ちで大谷に向かって「ゲンキデスカ?」とあいさつしてから「バットニサインクダサイ」。二刀流は快諾し、ペンを走らせた。ペルドモはその場でクラブハウスに常駐している係員から本物であることを証明するホログラムシールを貼ってもらい、満足の表情でクラブハウスを出て行った。
大谷がメジャーデビューした18年はマイナーリーガーだったペルドモは二刀流のパフォーマンスを初めて見て大きな衝撃。「人間じゃない」と思ったという。21年4月にメジャーデビューした新鋭遊撃手は6年の時をへて大谷と同じ球宴の舞台に立つ日が来たことに「僕の中で彼は『ベスト』。だから、こうして同じフィールドで彼に会えることを本当に誇りに思う」と言った。