大谷翔平の第1打席で「シアトルに来て!」スタンド異例の大合唱「複雑な気持ちでしたけど」空振り三振に大きなタメ息
「米大リーグ・オールスター、ア・リーグ2-3ナ・リーグ」(11日、シアトル)
「2番・DH」で先発出場した大谷翔平投手は、第1打席で空振り三振に倒れたが、スタンドから異例の大合唱が響いた。
ダイヤモンドバックスのギャレンと対した大谷。今オフにFAとなることもあり、スタンドから「come to Seattle(シアトルに来て!)」の大合唱が鳴り響く中、フルカウントから内角低めのスライダーにバットは空を切った。これには大きなタメ息が漏れた。
第2打席も同様のコールが響く中、フルカウントから高めの変化球を冷静に見極めて四球を選んだ。その後、NHKBS-1のインタビューで井口資仁氏からその場面について問われると「複雑な気持ちでしたけど、試合は試合で集中して」と率直な心境を明かした。
この日はスパイク、肘当てなどオールスター仕様で臨んだ大谷。今回で3度目の出場となり、昨年はドジャースのカーショーから球宴初安打を放ったが、直後に一塁で牽制タッチアウトになるシーンがあり、大谷も思わず苦笑いを浮かべていた。
イニングの合間には一塁ベンチ前でリーグ最多得票の表彰を受け、手渡されたトロフィーを掲げて感謝の気持ちを表した大谷。スタンドからは拍手と歓声が送られた。球宴5打席目で初三振を喫したが、やはり注目度は群を抜いていた。