千賀滉大、昨年6月「メジャーの可能性高い」→栗山英樹氏、苦渋の決断「申し訳ない」侍J選ばず
侍ジャパン前監督・栗山英樹氏が12日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演し、MLBオールスターに出場するメッツ・千賀滉大投手をWBCに選ばなかった経緯を明かした。千賀はWBC出場を希望していたが、栗山監督が侍ジャパンには選出しなかったとされている。
栗山氏は千賀について「魂を感じました」と語った。千賀はメジャー1年目となるため「最初のキャンプからオープン戦ってすごく重要」と選出しなかった理由を語った。
さらに「言っていいと思うんですけど、今なんで」と前置きした上で、2022年6月に千賀と話した内容を明かした。「『正直、来年メジャーの可能性は高いです』と。ただ、それでも『ぼく、WBC行けませんか?やり方、ないですか?アメリカから行くぐらいでも何でもいいんですけど、ジャパンでやりたいんです』っていうのはすごい言ってくれて」と千賀がWBC出場を熱望していたと語った。
栗山氏は最終的に千賀と直接話して「申し訳ないけどやめよう」と伝えた。「さすがにピッチャーなんで。ボールが違う、環境が違う、で肩肘に負担が掛かって何か起こる可能性もあった」と配慮したと振り返った。無事に投げている千賀の姿には「順調に活躍してくれるのは、よかったなーって」と笑顔を見せていた。