守乱に膝に手をつき、うなだれた大谷翔平 珍しく失望露わの姿にSNS「今のがっくしで去就決めたかな」「マジで大谷解放して」
「エンゼルス-アストロズ」(14日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・投手」で出場。しかし、四回、五回に2失点ずつで逆転を許した。
5連敗中のチームの状況を象徴するような場面だった。
2-2の同点で迎えた五回。1死からブレグマンのセンター左への安打。中堅のモニアクがやや緩慢な守備で二塁打にしてしまうと、1死二塁のピンチでブレグマンに勝ち越しの適時二塁打を浴びた。さらに続くタッカーの打球はバウンドの高い三ゴロだったが、レンヒーフォが大きくセンター方向にはじいてしまい、さらに1失点。大谷は膝に手をつき、うなだれた。珍しく味方への失望を露わにしたようなシーンだった。
トレードの可能性も噂も飛び交う中での後半戦開幕戦。SNSでは「こんなにフラストレーションを表に出すのも珍しい」、「もうまじで大谷解放してあげて」、「今のがっくしで去就決めたかな」、「これエンゼルス売り手に回るだろ」との声が上がっていた。
大谷が投げるのは4日(日本時間5日)のパドレス戦以来、10日ぶり。前半戦最終登板だった前回は右手中指の割れた爪とまめのために六回途中に緊急降板し、今季ワーストの5失点で4敗目を喫している。11日のオールスター戦は患部悪化を防ぐために登板を回避していた。
前半戦の大谷は投打同時出場17試合を含む89試合に出場し、前半戦は投打同時出場17試合を含む89試合の出場で両リーグ最多の32本塁打、ア・リーグ6位の打率・302、同2位の71打点、11盗塁をマーク。三塁打、長打数、長打率、塁打数、OPSを含めると打者六冠の成績を残している。投手としては7勝4敗、防御率3・32。両リーグ1位の被打率・180、ア・リーグ3位の132奪三振を記録している。