藤浪晋太郎、高速スプリット冴える 鮮やか火消しで1回2/3無安打無失点 防御率は初8点台 チーム7連敗でMLB最速70敗目

 7回途中から登板し、1回2/3を無安打無失点だった藤浪(AP=共同)
 7回途中から登板し、1回2/3を無安打無失点だった藤浪(USAトゥデー・ロイター=共同)
 7回途中から登板し、1回2/3を無安打無失点だった藤浪(USAトゥデー・ロイター=共同)
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 「アスレチックス4-5ツインズ」(16日、オークランド)

 アスレチックスの藤浪晋太郎投手が2点ビハインドの七回1死一、三塁の場面から3番手で登板。1回2/3を投げて無安打無失点で防御率を8・75とした。チームは逆転負けで7連敗。両リーグ最速70敗で借金は45に膨らんだ。

 チーム2番目に多いシーズン33試合目の登板。2日前のマウンドではツーランを被弾した同じ打線を相手に藤浪はピンチの場面で投入された。2番ソラノに対し、ど真ん中への159キロ直球で空振りさせると、2球目は一転、149キロ高速フォークで遊ゴロ併殺。完ぺきな火消しで窮地を。

 味方打線が1点を返し、4-5となった八回のマウンドは先頭の3番バクストンをスイーパーとカットボールで2ストライクと追い込み、ファウル、ボール、ボール、ファウルと粘られながら7球目、外角いっぱいの161キロ直球で空振り三振。続く4番ファーマーにはカウント1-1から149キロスプリットで左飛。カストロもカウント1-1からスプリットで二ゴロに打ち取り、無失点に抑えた。

 直近8試合で7度目の無失点登板。メジャー初登板で3回途中8失点を喫し、30・86からスタートした防御率は8・75まで向上。シーズン初の8点台に突入した。

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