大谷翔平 九回に反撃の34号弾も、無念の逆転負け 七回好機では2戦連続申告敬遠
「エンゼルス8-9アストロズ」(15日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・指名打者」で出場し、4打数1安打1四球。九回に反撃の34号ソロ本塁打を放ったが、チームは九回にまさかの逆転負け。借金は2となった。
前夜の試合は3点ビハインドの九回に33号ソロで逆転勝利の口火を切った大谷。2戦連発が期待されるなか、初回の打席は右腕ハビアーに対し、カウント2-2から151キロ外角直球を打って遊直だった。
三回の第2打席はカウント2-1から外角低めのスライダーで二ゴロに打ち取られると、五回は内角高めの直球に詰まらされて中飛。ネトの勝ち越し適時打で1点をリードした七回2死二塁の打席はカウント3-0となったところでアストロズベンチは申告敬遠を選択。2試合連続、今季6個目の敬遠四球で一塁へ歩き、後続の適時打で生還した。
エンゼルスは先発アンダーソンが3回1失点ながら左脚の不調を訴えて85球で“緊急降板”。四回に2点を勝ち越すも、七回に4番手のウェブが同点ツーランを被弾すると、七回の攻撃中に抑えのエステベスがウォームアップを開始。4点を勝ち越した八回から守護神を投入したが、2点を返された。さらに九回は6番手のバリアが粘れず、1点リードの2死から2発を被弾し逆転を許した。
2点を追う九回裏には、大谷が1死走者なしから初球を捉え、バックスクリーンへ125mの豪快弾。1点差とすると、さらに2死一、二塁の好機を作ったが、最後は相手の好守に阻まれ、ゲームセットとなった。