エンゼルス 大谷が二塁打で好機演出も、三塁コーチが“壊れた信号機”で先制ならず ファンも「判断ミス」と呆れ顔
「エンゼルス-ヤンキース」(17日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・指名打者」で出場。三回1死一塁から二塁打を放ち今季28度目のマルチ安打をマークしたが、先制点にはつながらなかった。
ヤンキースの先発はセベリーノ。今季はここまで9登板で1勝4敗、防御率7・38と精彩を欠く右腕を相手に、大谷は初回から右前打を放った。
三回はネトが右前打で出塁し、1死一塁で大谷の打席。2球目を捉えて左中間へ、フェンス手前でワンバウンドとなる弾丸二塁打を放った。これにハセルマン三塁コーチは力強く腕を回したが…。完全アウトのタイミングで本塁憤死。ヘッドスライディングしたネトの顔面が捕手のヘルメットと衝突して強打し、一時うずくまる場面もあった。直近13戦2勝11敗と、プレーオフ戦線生き残りを懸けて正念場を迎えているチームにとっては痛いミスとなった。
同コーチはもはや壊れた信号機状態。15日のアストロズ戦でも、34歳のエスコバーが三塁手前で減速しかけながら同コーチが右手を回し、結果的に本塁手前で足がもつれて本塁憤死となる事態を引き起こしていた。
この“暴走”にはファンも呆れ顔。「ネト大丈夫」がトレンド入りし「コーチ何してんの」「むちゃな走塁指示」「三塁コーチの判断ミス多いんよなぁ」「流石にネトが可哀想」「回した後に頭抱えてて草」「コーチ回した後にヤベってなってる」と、三塁コーチのミスを指摘するコメントが集まっている。
大谷は試合前までに投打同出場18試合を含め、打者として92試合に出場し、両リーグ最多の34本塁打、ア・リーグ6位の打率・301、同2位タイの73打点、11盗塁をマーク。なお対戦相手のヤンキースは8月1日のトレード期限を前にエンゼルスが大谷の放出に動いた場合、獲得に乗り出すとうわさされており、注目の3連戦となっている。