藤浪晋太郎が初登板初球被弾も、指揮官は高評価「ワオ!だよ、素晴らしい球を投げていた」

 7回、移籍後初登板した藤浪
 試合前に調整する藤浪
 試合前にストレッチする藤浪
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 「レイズ3-0オリオールズ」(21日、セントピーターズバーグ)

 19日にアスレチックスからオリオールズへ電撃トレードされた藤浪晋太郎投手が新天地デビュー。2点を追う七回から2番手で初めて登板し、先頭打者への初球を本塁打にされた。1回1安打1失点、1奪三振で防御率は8・58。チームはレイズとの首位攻防戦で連勝を逃し、ゲーム差なしでア・リーグ東地区首位の座を守った。

 初めての黒とオレンジのユニホーム。背番号14の藤浪が新天地のマウンドに初めて立った。チームに合流したばかりの右腕を待っていたのは厳しい現実だった。

 0-2の七回。先頭、8番シリへの初球、外角高めの160キロを完ぺきにとらえられた。飛距離109メートルの打球が左翼席最前列に突き刺さる。出鼻をくじかれ、3戦ぶりに失点した。

 しかし、その後は連打を許さなかった。9番ベタンコートをスイーパーで三ゴロに斬ると、1番ディアスはカウント1-1から162キロ直球で遊ゴロ。最後は球宴にも選出された巧打者フランコを151キロの高速スプリットで空振り三振に仕留めた。この日の最速は163キロだった。

 試合後のハイド監督は「初球を待たれていたね。でもその後の投球はワオ!だよ。100マイル(約161キロ)を超える直球と本当にいいスプリット。昨夜に飛行機で移動してきたばかりだったが、素晴らしい投球だった」と、高評価を口にした。

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