オリオールズ・藤浪 移籍後初登板初球を被弾 ハイド監督は評価「素晴らしい球」 背番号は「14」に
「レイズ3-0オリオールズ」(21日、セントピーターズバーグ)
オリオールズの藤浪晋太郎投手(29)は移籍後初登板し、その初球を左翼席へ運ばれた。真新しいオレンジ色の「14、15、16あたりが空いていた。なんとなく見た目がすらっとしている数字を選んだ」という14番を背に付け、0-2の七回に2番手で登板。先頭のシリに99マイル(約159キロ)の外高めの速球を捉えられた。
「そこに投げようと狙った球。相手が上だったと思う」と振り返ったが、その後は3人で仕留めた。「驚きが一番大きかった」とアスレチックスから19日にトレードされ、米国を西から東へ横断。「移動があって結構バタバタしたが、決して悪いコンディションではなかった」と話す。
チームはア・リーグ東地区首位攻防戦を落としたが、7年ぶりのプレーオフ進出を目指す状況。ハイド監督は「初球を待ち構えられたが、その後はすごい。素晴らしい球を持っている」と好評価。藤浪は「注目もされると思うし、さらに(重圧が)かかるかなと思う。今から若干、緊張気味」と素直な思いを口にしていた。