エンゼルス・大谷 自己ワーストの4被弾5失点も8勝目「出力も上げていけたので良かった」
「エンゼルス8-5パイレーツ」(21日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(29)が本拠地でのパイレーツ戦に「2番・投手兼指名打者」で出場し、6回1/3を自身ワーストタイの5失点と苦しみながらも8勝目(5敗)。9奪三振で最速161キロを記録し、6月27日のホワイトソックス戦以来の勝利を挙げた。
自身プロワーストの4本塁打を浴びながら、19試合連続本塁打の球団新記録を樹立した味方打線にも助けられて白星。「最後の方はそれなりに出力も上げていけたので良かった」と、今後への好材料を感じていた。
打席では3四球で2得点とチームの4連勝に貢献。勝負を避けられる場面も増えているが「四球は自分の打席で、1年間プレーしていく中で一、二を争うくらい大事。際どい球に我慢強く打席を送れているのはいいこと」と納得の口ぶりだ。
同じく本塁打王争いを演じた2021年は後半戦で失速。「慣れもそうだし、もちろん経験してきた。ボールが多くなってきても、甘く入ってきた一球を逃さない集中力は常に必要」と話した。
最近の米球界は、自身のトレードに関するうわさで持ちきり。それでも「6年目。このチームでプレーオフに行きたい、そこで勝ちたい気持ちは変わらない」ときっぱり。望みを残す逆転でのプレーオフ進出へ決死の思いをにじませた。