大谷翔平のトレード問い合わせ2球団 オリオールズとDバックス 米記者「エンゼルス内で話し合い継続中」

 今オフにFAになる可能性があるエンゼルスの大谷翔平投手の獲得に向けてプレーオフ圏内にいるオリオールズとダイヤモンドバックスがエンゼルスに問い合わせした、と24日(日本時間25日)、MLBネットワークのジョン・モロシ記者が自身のツイッターで伝えた。

 同記者はこの日、大谷のトレードに関して関係者の話としてツイートを連投。1投目で「オリオールズとダイヤモンドバックスがショウヘイ・オオタニのトレードの可否についてエンゼルスに問い合わせている。両球団ともトレードに見合う若く有能な選手がおり、関心度は熱心だと言われている」と、大谷を獲得するために十分なトレード要員が存在するとつづった。

 オリオールズは62勝38敗でア・リーグ東地区首位に立っており、19日にはアスレチックスとのトレードで藤浪を獲得したばかり。ダイヤモンドバックスは54勝47敗で下馬評を覆してナ・リーグ西地区2位でワイルドカード圏内にいる。

 一方のエンゼルスは51勝49敗でワイルドカード圏内に4・5ゲーム差と厳しい状況。トレード期限の8月1日まで7試合を残しており、あす25日から27日までタイガース3連戦、28日から30日までブルージェイズ3連戦、31日から8月2日までブレーブス3連戦を戦う。

 同記者は2投目でエンゼルス側の情報を投稿。「球団内で買い手か売り手の話し合いを継続している。球団は次のタイガースとブルージェイズの連戦が終わるのを待って大谷放出を決定するようだ」と記した。

 エンゼルスは今季終了後に大谷の6年の保有権が切れるため、契約延長で合意できなれば、同選手をFAで失うことになる。FAで他球団へ移籍した場合は移籍球団から来年のドラフト上位指名権だけしか譲渡されないため、シーズン中のトレードで複数の有望株を獲得した方が得策だという意見もある。

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