エンゼルス、まさか…守護神が九回4点差追いつかれる 大谷翔平、九回まで3打数無安打も2四球で2得点
「タイガース-エンゼルス」(25日、デトロイト)
エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・指名打者」で出場し、九回を終えて3打数無安打2四球、2得点。チームは九回に4点差を追いつかれて、延長に突入した。
大谷はタイガースの先発左腕ロドリゲスに対し、初回無死一塁の打席はフルカウントから四球で出塁。4番ムスタカスの適時二塁打で生還した。
三回の打席はカウント0-1から内角球に詰まらされて左飛だった。
鮮やかな足技は1点リードの五回の打席だ。1死三塁の好機に9球粘ってこの日2つ目の四球で一塁へ歩くと、続くウォードが左犠飛で追加点。ムスタカスの二塁内野安打で二塁へ進んだ大谷は5番エスコバーの打席で三盗を成功させる。6月26日のホワイトソックス戦以来、1カ月ぶりの12盗塁、同7日のカブス戦以来となる三盗で相手バッテリーを揺さぶり、左前適時打で4点目のホームを踏んだ。
4-2の六回の打席は2番手右腕ブリスキーの外角攻めに見逃し三振。きわどいコースの直球を自信をもって見送ったが、ストライクと判定され、苦笑い。納得いかない表情で首を振りながらベンチへ戻った。
九回の最終打席は、1点を追加してなお無死三塁の場面で打席が回ってきたが、左腕シュリーブの変化球にタイミングが合わず、空振りで2打席連続の三振に倒れた。
九回に2点を追加し、6-2の場面で抑えのエステベスが登板。しかし、2点を失ってなお2死二、三塁から中堅後方への飛球を、中堅・モニアクが追いつきながらもグラブに収められず(記録は二塁打)、土壇場でまさかの同点となってしまった。