「タイガース４－１１エンゼルス」（２７日、デトロイト）

　大谷翔平投手がダブルヘッダーでメジャー初完封＆２打席連続弾など異次元の活躍を見せ、タイガース３連戦でスイープ。貯金を５に伸ばし、プレーオフ進出へ着実に前進した。

　ア・リーグのプレーオフ争いは現状でオリオールズ、ツインズ、レンジャーズが各地区の首位に立っている。レイズ、アストロズ、菊池雄星投手が所属するブルージェイズがワイルドカード圏内に入っており、エンゼルスはブルージェイズまで３ゲーム差。２８日から直接対決があり、重要なゲームとなりそうだ。

　ワイルドカードを争う他のチームは吉田正尚外野手が所属するレッドソックス、ヤンキース、マリナーズなど。ただエンゼルスは直近１０試合で８勝２敗と大きく勝ち越し、ホワイトソックスからジオリトらを補強。大谷の残留も決まり、第１戦後の中継局インタビューでは「プレーオフ目指して頑張りたい」と気持ちを新たにした。吉田、菊池ら他の日本選手が所属するチームがライバルとなる中、上り調子のエンゼルスが台風の目となって熾烈なプレーオフ争いを演出する。