藤浪晋太郎 サヨナラ勝利呼び込む深夜の火消し!併殺打無失点でガッツポーズ 7月防御率3・65 完封リレー演出
「オリオールズ1-0ヤンキース」(28日、ボルチモア)
オリオールズの藤浪晋太郎投手が両軍無得点の七回1死一塁から2番手で登板し、2/3回を無安打無失点に抑えた。チームは九回、サンタンデールの劇的本塁打でサヨナラ勝利。連敗を2で止め、ア・リーグ東地区首位を堅守した。
悪天候のため午後9時37分にプレーボールした試合。藤浪がマウンドに上がったのは午後11時20分だった。
0-0の七回1死一塁。先発ロドリゲスが残した走者を背負った場面。6番マッキニーに対し、カウント1-2に追い込まだまでは良かったが、低めに外れるスプリットを見送られてフルカウントとされた後、158キロ直球が高めに外れて四球。右腕はマウンド上で何度も飛び跳ねて悔しさをあらわにした。
1死一、二塁とピンチを広げたが、7番ベイダーをワンボールから159キロ直球で遊ゴロ併殺に仕留めて、ガッツポーズで喜びを表現。見事な火消しで地元ファンの喝采を浴びた。
藤浪は19日にアスレチックスからトレードで移籍。25日のフィリーズ戦では2回無安打無失点の快投に続く、2登板連続無失点で防御率は8・39。7月の月間成績は11登板、12回1/3を投げて防御率3・65となった。