藤浪晋太郎に指揮官が全幅の信頼「厳しい場面で投げてもらう」サヨナラ勝利呼び込む火消し
「オリオールズ1-0ヤンキース」(28日、ボルチモア)
オリオールズの藤浪晋太郎投手が両軍無得点の七回1死一塁から2番手で登板し、2/3を無安打無失点に抑えた。チームは九回、サンタンデールの劇的本塁打でサヨナラ勝利。連敗を2で止め、ア・リーグ東地区首位を堅守した。
投手戦となった試合で藤浪が与えられた役割をきっちり果たした。七回途中からマウンドに立ち、1人目を四球で歩かせ、1死一、二塁としたが、次打者をカウント1-0から低めの159キロ直球で遊ゴロ併殺。無失点で切り抜け、カノ、クーロム、バティスタの完封リレーで劇的サヨナラ勝利につなげた。
19日にアスレチックスからトレードで移籍した藤浪は最初の2登板こそ失点したが、前回25日のフィリーズ戦では同点の七回から2回を無安打無失点に抑える快投。この日の火消しで7月の月間成績は11登板で防御率3・65となった。
試合後の会見でハイド監督は、藤浪について「彼を獲得したことに非常に興奮している」と話し、「これからも厳しい場面で投げてもらう」と、1点を争う展開での登板を明言した。