210勝右腕シャーザー、レンジャーズへ電撃トレード 正式発表 エンゼルス・大谷に難敵 メッツは白旗トレード

 千賀滉大投手が所属するメッツのエース、マックス・シャーザー投手がレンジャーズへトレードされた。30日(日本時間31日)、両球団が発表した。メッツはブレーブスのロナルド・アクーニャ外野手の弟で超有望株のルイスアンヘル・アクーニャ内野手を獲得した。

 メジャー16年目のシャーザーは通算449試合に登板し、210勝106敗、防御率3・15。サイ・ヤング賞3回、最多勝4回、最多奪三振3回、球宴8回など、輝かしい成績を残している。

 21年オフにメッツと3年1億3000万ドル(約182億円)で合意。全球団に対するトレード拒否権を持っていたが、同条項を破棄して移籍を決断した。メッツ2年目の今季は9勝4敗、防御率4・01。

 大リーグ公式サイトによると、シャーザーの今季残りの年俸2250万ドル(約31億5000万ドル)はメッツが負担。また、選手側にある来季年俸4333万ドル(約60億6000万円)の契約の選択権を同投手は行使するという。

 メッツは49勝55敗でナ・リーグ東地区4位に沈み、ワイルドカード争いでもプレーオフ圏内まで7ゲーム差をつけられ苦しい戦いを強いられている。チームはすでに抑えのロバートソンをマーリンズへトレードしており、今回のエース右腕放出は事実上の白旗トレードとなる。

 一方のレンジャーズは60勝45敗でア・リーグ西地区の首位を走っているが、昨季王者のアストロズが1ゲーム差に迫っている。昨オフにメッツからFAになったデグロムと5年1億8500万ドル(約259億円)の大型契約を結び、エースとして迎えたが、4月末に右肘の炎症で離脱。6月に靭帯再建手術を受け、シーズン絶望となったため、メジャー屈指の右腕の力を必要とした。チームはロイヤルズから剛腕守護神チャプマンを獲得し、7年ぶり地区優勝&プレーオフ進出に向けて着々と補強を進めている。

 同地区のライバルでもあるエンゼルスはレンジャーズとの対戦を6試合残しており、大谷にとっても難敵になりそうだ。

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