大谷翔平、勝負避けられ敵地に不満の声 4戦連続安打も好機で2敬遠 チームは延長戦決勝弾で3連敗阻止
3枚
「ブルージェイズ2-3エンゼルス」(30日、トロント)
エンゼルスの大谷翔平投手は「2番・指名打者」で出場し、3打数1安打1得点、2四球だった。前日の2敬遠四球に続き、2度の好機に申告敬遠を受けた。チームは延長十回の接戦を制して連敗を2で止めた。 大谷は三回に先頭で技ありの左前打。外角チェンジアップを逆方向へ運ぶ技あり打で4試合連続安打とし、攻撃の口火を切り、6番レンフローの犠飛で先制ホームを踏んだ。 しかし、1点リードの四回2死二塁の場面で2戦連続、今季11度目の敬遠四球で歩かされると、同点の九回1死一塁の打席でも2球目の暴投で走者が二塁に進んだ瞬間にブルージェイズベンチは敬遠を指示。敵地スタンドから不満の声が上がった。中継局も「ブルージェイズにとっては簡単な決断ですね」と淡々と伝えた。シーズン12敬遠は試合終了時点でガーディアンスのラミレスと並んでメジャー最多タイだ。 試合は両軍ともに得点機を逸する展開で延長戦に突入。エンゼルスはタイブレーク制の延長十回に1死三塁からレンフローの17号決勝2ランで勝ち越しに成功。守護神エステベスが延長十回に1点を返されたが、1点差で逃げ切り勝利。ワイルドカード争いで追うブルージェイズとの差を4に縮めた。