藤浪晋太郎 160キロ連発で2回1安打無失点の快投 回またぎも4三振とヤンキース打線ねじ伏せる

 6回から3番手で登板した藤浪(ゲッティ=共同)
 6回から登板した藤浪(ゲッティ=共同)
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 「オリオールズ9-3ヤンキース」(30日、ボルティモア)

 オリオールズの藤浪晋太郎投手が六回に3番手として登板し、160キロの速球を連発し、2回を1安打1四球4三振無失点の快投を披露した。藤浪はこれで3試合連続の無失点となり、防御率も8・08へと改善した。チームも初回に大量7点を奪うなど、12安打9得点の猛攻。投げても5投手の継投でヤンキースから18三振を奪った。

 藤浪は9-3と6点リードで迎えた六回、先頭のボルペにいきなり左中間への二塁打を許してピンチを迎えた。しかし、藤浪はここからギアを上げると、ヒガシオカを161キロの速球で見逃しの三振。続くバウアーズをスプリットで空振りを奪い、二者連続の三振。走者を二塁に釘付けにしたまま、最後はトーレスを力でねじ伏せ、力のない二飛に打ち取った。

 七回も回またぎでマウンドに上がると、3番・スタントンに対しては際どい球をボールと判定され、四球で歩かせた。2イニング連続で先頭打者を塁に出したが、ここからが圧巻だった。

 4番・リゾを空振りの三振、続く5番のカイナーファレファはカットボールで連続三振。最後はベイダーを右飛に打ち取って、大味になっていた試合を引き締めた。

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