ナ・リーグ二冠王オルソン、エンゼルス3戦は3敬遠含む6四球「もちろん、打ちたい」 大谷と塁上で交流「デカくなってる」

 「ブレーブス12-5エンゼルス」(2日、アトランタ)

 ナ・リーグ本塁打王を独走するブレーブスのマット・オルソン内野手が四回に37号ソロを放ち、チームの連勝に貢献した。本塁打数では2位のアロンソ(メッツ)との差を6本に広げ、両リーグ最多の91打点はリーグ2位のアレナド(カージナルス)と13差。2冠を保持している。

 両リーグ最多39本塁打の大谷と競演した注目の3連戦。オルソンは同カード初戦の36号と合わせ、2本の本塁打を放つ一方で3つの申告敬遠を含む6四球でエンゼルスのベンチから勝負を避けられた。

 大谷の打席でも話題になっている“四球攻め”。敵軍の策について大谷と同じ29歳の左打ちスラッガーは「もちろん、打ちたい」と本音を口にしながら「うちの打線の良さは知っている。自分のうしろを打つトラビス(・ダーノー)やマーフ(マーフィー)はやってくれると思っている」と、メジャー最強を誇る打線に自信をのぞかせた。

 オルソンは16年にアスレチックスでメジャーデビューし、22年シーズン開幕前にブレーブスへトレードに出された。アスレチックスはエンゼルスと同じア・リーグ西地区に属しており、オルソンは大谷が18年にメジャーデビューした試合、初先発した試合のどちらにも出場。「初めて対戦した時のことはよく覚えている。たくさん三振を取られたよ」。その後の対戦では自身が守る一塁で出塁した大谷に必ず声を掛けて交流。今回の3連戦でも二人はにこやかに言葉を交わした。

 大谷と並んで実感した二刀流の進化。オルソンは「(6年前に)初めて見た時と今では体の大きさが違う。デカくなってるし、強くなっているように見える」と話す。ゴールドグラブ賞2回の名手は、大谷が3試合で記録した5安打を振り返り、「全部のヒット(の打球速度)が105マイル(169キロ)とか110マイル(177キロ)だった。捕られたホームラン性の当たりもそうだったけど、彼が特別な才能を持っているのは明らかだ。これからも成功し続けると確信している」と断言した。

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