藤浪晋太郎が1回無失点で大勝のゲームを締める!初の完了にスタンド大歓声 前回登板の大乱調払拭 防御率7点台に
「オリオールズ10-3メッツ」(4日、ボルチモア)
オリオールズの藤浪晋太郎投手が7点リードの九回から登板。1回1安打無失点で試合を締めた。メジャー初の「完了」で、防御率は7・89となった。
先頭のスチュワートには簡単に2ストライクと追い込み、アウトローのフォークで一ゴロに打ち取った。一塁ベースカバーで味方とぶつかりそうになる場面もあったが、冷静に大股でベースを通り越し事なきを得た。
続くアロンソには左中間二塁打を許し、得点圏に走者を背負ったが、セットポジションに代わっても制球を乱すことなくマクニールにもストライクを先行。左翼・ヘイズのファインプレーで2死を奪った。最後はマルテに初球100マイルを投じ、スライダーで一ゴロに仕留めた。
スタンドは大歓声に沸き、花火が上がる中でチームメートとハイタッチをかわした藤浪。前回登板となった2日のブルージェイズ戦では2死球を与えるなど、1/3回で3四死球の大乱調。オリオールズ移籍後は6試合で7四死球とやや制球を乱す傾向が出ていたが、この日はストライクを先行させ、見事に結果を残した。