エンゼルス、乱打戦落として4連敗 4点差追いつく粘りも指揮官「前向きにとらえられない」デトマーズは「消極的」

 試合後の会見で敗戦を振り返るネビン監督(撮影・小林信行)
 3回、クローンの適時打で三進する大谷
 4回、二塁打を放ち塁上で手をたたく大谷
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 「エンゼルス7-9マリナーズ」(4日、アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・指名打者」で出場し、4打数1安打1四球、1得点。連続試合安打を9に伸ばしたが、2点を追う九回無死一、二塁の絶好機に空振り三振に倒れ、悔しい敗戦となった。チームは5人の継投で勝利への執念を見せたが、最後に力尽きて4連敗。貯金を1までに減らし、9年ぶりのプレーオフへの道がさらに険しくなった。

 乱打戦を落として4連敗。一時は4点差を追いつく粘りを見せたエンゼルスのネビン監督は「今の時点でこの試合を前向きにとらえることはできない。試合に勝つことでポジティブになれるものだ」と厳しい表情で言った。

 試合は先発デトマーズが二回までに5点を失い、劣勢に立たされた。4回7失点で9敗目を喫した24歳に指揮官は「投球が少し消極的だった。球速が落ちているのは心配だ。今は厳しい時期を過ごしている。彼はまだ若い。今は経験を積んで学んでいるところだ。投球フォームを見直して修正していく」と言った。

 球団フロント陣は9年ぶりのプレーオフ進出に向けて買い手になることを決断。戦力補強を行った矢先の4連敗に「いい投球をしなくてはいけない。相手以上に点を取らなくてはいけない。この4日間はそれができていない」とネビン監督。ワイルドカード争いではプレーオフ圏内の3位にいるブルージェイズと5ゲーム差の7位。直接対決が少ないメジャーでは厳しい状況にあるが、「試合はたくさん残されている。明日も戦うだけだ」と気持ちを切り替えようとしていた。

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