エンゼルス・ネビン監督、球審を痛烈批判「ひどすぎる」 6連敗で借金1 得点できない打線にも苦言

 試合後の会見で怒りをあらわにしたネビン監督(撮影・小林信行)
 10回、リードを許す展開にベンチで浮かない表情の大谷(共同)
 10回、リードを許す展開にベンチで肩を落とすエンゼルス・大谷(共同)
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 「エンゼルス2-3マリナーズ」(6日、アナハイム)

 大谷翔平投手は「2番・指名打者」で出場し、4打数1安打。1点を追う初回に右前打を放ち、後続の連打で同点のホームを踏んだ。しかし、チームは延長十回の接戦を落として今季ワーストタイの6連敗で借金1。ワイルドカード争いはプレーオフ圏内のブルージェイズとのゲーム差が7に広がり、極めて厳しい状況となった。

 1点ビハインド。タイブレーク制の延長十回無死二塁から厳しい判定が続いた。先頭レンフローはカウント2-2から自信を持って見送った外角球をストライクと判定されて見逃し三振。代打ウォラクもカウント2-1から見逃した外角球をストライクと取られ、最後は外角球を打って左飛に倒れた。

 この日は試合を通して厳しい判定が目立った。六回の攻撃中にベンチを出て球審と言葉を交わしたネビン監督は試合後の会見で「ひどすぎる。その一言に尽きる。(延長十回は)あれで流れが変わったのは間違いない。最悪だ」と球審を猛批判。しかし、判定を試合結果に結びつけることはせず、「それが敗因ではない。他に得点のチャンスはあったが、生かせなかった。好機で打つべき球を打てなかった」と、7回2失点12奪三振の先発シルセスを援護できなかった打線に苦言を呈した。

 延長十回の打席で悔しい思いをしたウォラクは「チャンスだっただけに腹立たしい。でも、自分ではどうすることもできない。言えるのはそこまでだよ」と多くを語らず。この日は4打席3三振と精彩を欠いたモニアックは「やるしかない。厳しいのはみんな同じ。あす起きて、試合の準備をするだけだ」と、気持ちの切り替えのは大切さを説いた。

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