エンゼルスの主砲トラウト「早く戻りたい。時間ない」左手首骨折で長期離脱 プレーオフ厳しいチーム状況に心境吐露
「エンゼルス-ジャイアンツ」(8日、アナハイム)
左手首骨折で長期離脱中のエンゼルスの主砲、マイク・トラウト外野手が試合前に取材に応じ、「できるだけ早く戻りたい。時間がない」と、現在7連敗中でプレーオフ進出が厳しくなりつつあるチーム状況への心境を語るとともに復帰へ意欲を見せた。
トラウトは7月4日のパドレス戦の打席でファウルを打った際に左手首を痛めて途中交代。検査の結果、左有鉤骨骨折が判明し、手術を受けた。復帰まで4週間以上が見込まれるなか、7月末から素振りを開始。このほどディー打撃の段階に進んだことを明かし、「スイングすると多少痛みはあるが、フィールドに戻るためには今は我慢するしかないと思っている。すべて良くなっていくだろう」と話した。
チームは前日の逆転負けで今季ワーストの7連敗。9年ぶりのプレーオフ進出に向けて補強に動いたチームはトレード期限終了の1日以降、勝ち星なし。ワイルドカード争いはプレーオフ圏内の3位ブルージェイズとは8ゲーム差の8位に沈んでいる。「つらいよ。ここにいる選手たちは一生懸命プレーしている。ここには素晴らしい連中がいる。彼らは勝つために全力を尽くしている。負けようと思っている選手はいない」。もがくチームをベンチから見守ることしかできない状況に苦しい胸の内を明かした。