エンゼルス8月初勝利 ネビン監督、安どのため息で爆笑誘う「いい野球をした」大谷は先制適時打で8連敗阻止に貢献
「エンゼルス7-5ジャイアンツ」(8日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・指名打者」で出場し、4打数1安打1打点、1得点、1四球。初回一挙4得点の猛攻に加わり、8月初勝利。今季ワーストの連敗を7で止めた。
試合後の会見場。ネビン監督はひな壇上の椅子に座るやいなや、長い安どのため息をついて報道陣の爆笑を誘うと、開口一番、「いいプレーをした」と切り出し、6回3失点のジオリトや初回の攻撃を振り返り、8日ぶりの勝利の味を噛みしめた。
9年ぶりのプレーオフ進出を目指し、補強に動いたが、トレード期限の8月1日からチームは連敗。接戦を落とした日々を思い返し、「ずっと同じような試合をしていた。この1週間はパンチを受け続けた。これだけ負けが続くと、クラブハウスの中は困惑するし、みんなが傷つく」と振り返った。
エンゼルスは初回無死二塁の場面で大谷が中前適時打で先制点をもたらすと、4番ムスタカスとの鮮やかなラン&ヒットを完遂させて2点目のホーム。7番レンフローの右中間二塁打で加点。打者8人で一挙4点を奪い、主導権を握った。
しかし、その後は1点差に詰め寄られる接戦。セットアッパーのムーア、抑えのエステベスの3連投を避けたため、七回以降をループとリオンの2投手による変則リレーで逃げ切り勝利。指揮官は「全体的にいい野球をした」と、満足感を漂わせた。