レッドソックス・吉田 3試合ぶり先発復帰でマルチ「今は一日一日が必死」
「ナショナルズ10-7レッドソックス」(17日、ワシントン)
コーラ監督から疲労の蓄積を指摘されていたレッドソックス・吉田正尚外野手(30)が3試合ぶりの先発復帰でしぶとく2安打を放った。5日以来の複数安打で、打率を再び3割に戻した。ともに会心の当たりではなかったが「飛んだコースが良かった」と安堵(あんど)の表情だった。
四回はシンカーをたたきつけるようにバットを合わせ、三塁手の横を抜く。速球をはじき返した八回の打球は遊撃手のグラブをかすめて左前に転がった。調子が下降気味であることは自覚しており「角度がなかなかつかない。納得する打席が最近はあまりない」と内容には満足していなかった。
チームは敗れ、プレーオフ進出圏内まで3・5ゲーム差と必死の戦いが続く。吉田は「いろんな疲れとかあるけれど、最後までその日のベストを尽くせるように。今は一日一日が必死」と目の前の戦いに集中する構えだ。