大谷翔平 超速メジャー昇格のルーキーが選んだ四球に奮起?直後にセンパイが初得点プレゼントの満塁弾
「エンゼルス-レイズ」(18日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が同点の二回に43号満塁弾を放った。この好機を演出したのが超速でメジャーに昇格したドラフト1位ルーキーのノーラン・シャヌエル内野手だ。
3Aを飛ばし、ドラフトからわずか40日、プロデビューから1カ月足らずの超スピード出世となったシャヌエル。2死一、二塁で迎えた第2打席、フルカウントから懸命にファウルで粘り、8球目をきっちりと選んで四球で初出塁をマークした。
その直後、大谷が内角カットボールを豪快へ右翼席へたたき込むグランドスラムで初得点をマークしたシャヌエル。ホーム付近では笑みを浮かべながら大谷を出迎えた。ルーキーが懸命に選んだ四球に“大谷先輩”が報いた形となり、両手でヘルメットをぽんとたたいた。
大谷の満塁アーチは2022年5月9日・レイズ戦以来、自身2本目。前回が日本ハム時代を含め日米通算2903打席目で初のグランドスラムだった。その際に「僕の中では打っていたと思っていたので知らなかったです」と笑っていた大谷。2発目のグランドスラムはきっと、ルーキーの記憶に深く刻まれたはずだ。