エンゼルスが痛恨逆転負け 今季最多借金でPO圏内まで10ゲーム差 大谷翔平は無安打 ドラ1の適時失策響く
「エンゼルス3-4レッズ」(22日、アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・DH」で出場し、3打数無安打1四球だった。チームは逆転で敗れ、ついにプレーオフ圏内のマリナーズまで10ゲーム差となった。
ハリケーンの影響で3日ぶりの開催となった試合。左手首骨折で長期離脱していた主砲のトラウトが「2番・中堅」で復帰し、7月3日以来のトラウタニ・コンビが復活した。
地元ファンのトラウタニ弾への期待が高まるなか、初回の打席でトラウトが二飛に打ち取られると、続く大谷は空振り三振。1点リードの三回無死一塁の場面ではトラウトが二ゴロ併殺に仕留められた直後に大谷が四球で出塁し、攻撃がかみ合わず。五回はそろって空振り三振に倒れ、本拠地はため息に包まれた。
エンゼルスは先発ジオリトが初回に先制ソロを許すも二回に4番ドルーリー、5番ムスタカスに2者連続弾が飛び出して逆転に成功。四回には4月の左肩手術から18日に復帰したばかりの捕手、オホッピーが5号ソロを放って2点をリードした。
しかし、五回2死二、三塁の守備でレッズの新人デラクルーズの平凡な一塁前のゴロ打球を新人シャヌエルがまさかのファンブル。2走者が生還する痛恨のタイムリーエラーで同点に追いつかれると、後続の適時二塁打で逆転を許した。デラクルーズの快足に翻ろうされる結果となった。
大谷は1点を追う八回1死一塁の場面で2番手左腕モールに左邪飛。トラウトが復帰後初安打となる内野安打で出塁した直後の打席だっただけに地元ファンの落胆も大きかった。
これでエンゼルスは今季最多の借金「4」。プレーオフ争いでワイルドカード圏内のマリナーズとは10ゲーム差へ広がった。
大谷はあす23日に行われるレッズとのダブルヘッダー第1試合にリアル二刀流で出場する予定。この日の悔しさを投打で晴らす。