右肘内側側副靱帯損傷が明らかになったエンゼルス・大谷翔平投手が、故障発覚後、レッズとのダブルヘッダー第２試合に志願出場した際、あるワンシーンに米メディアが注目している。

　五回１死一塁から右翼線へはじき返し、快足を飛ばして二塁を陥れた直後だ。投手交代の間にレッズの内野陣４人がそろって大谷のもとへと歩み寄り、レッズの新星・デラクルーズが大谷の腕をツンツン。すると満面の笑みを浮かべた。

　このシーンに米メディアは「ショウヘイはリアルだった」「飛んでいくと思ったのかな？」とコメント。ユニコーンの愛称を持つだけに、ユーモアたっぷりのワンシーンと捉えた様子だ。

　その後、ミナシアンＧＭが大谷が右肘内側側副靱帯損傷であることを発表。第１試合後に結果を知らされたが、き然とした態度で受け入れ、第２試合への出場を志願したといい「彼はプロだ。強い精神力の持ち主だ」と同ＧＭは明かした。選手生命を脅かす重傷を負っていても笑顔を振りまきながら接していたことで「皆に愛される人間性」と評すコメントもあった。