大谷翔平がニューヨークで大暴れ!LEDビジョン破壊に始まり二塁打→適時三塁打→マルチ盗塁 敬遠に大ブーイング
「メッツ3-5エンゼルス」(26日、ニューヨーク)
エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・指名打者」で出場し、3打数2安打2四球、1打点、2得点、2盗塁の活躍でチームの連勝に貢献した。
打って、走って、敵地を沸かせた。“ショウタイム”の始まりは初回の打席だ。メジャー通算107勝右腕、カラスコがカウント2-2から投じた高め151キロ直球を時速176キロの打球ではじき返して中越え二塁打。後続の左前打で一気に生還し、先制ホームを踏んだ。
カウント2-1から放った右翼ポール際の大ファウルでは敵地2階席のLEDスクリーンを破壊。規格外の打球に場内は騒然となった。
3点をリードした二回2死一塁の場面では右翼線三塁打。自慢の快足を飛ばし、最後はスライディングで三塁を陥れると、3番ドルーリーの2打席連続適時打で生還した。21年の103得点に続き、2年ぶり2度目のシーズン100得点。ア・リーグ一番乗りの大台に到達した。
リードを5点に広げた四回の打席は四球。敵地スタンドから不満の声が起こるなか、一塁へ歩くと、次打者の打席で二盗と三盗を成功させる。今季3度目のマルチスチールで19盗塁。2年ぶり2度目の20盗塁に王手をかけた。
5-3の九回2死二塁の打席では両リーグ最多の18度目の申告敬遠。前夜に続く敬遠策に敵地スタンドからふたたびブーイングが起こった。
エンゼルスはこれで8月2度目の連勝。先発のシルセスが四回に頭部に送球を受けて緊急降板するアクシデントもあったが、守護神・エステベスをはじめリリーフ陣が懸命につないで守り切った。